治療について

鍼灸治療について

鍼灸医学は、2000年以上前の中国(春秋戦国時代)に発祥したと言われています。
日本には飛鳥時代に伝来し、以降1400年以上、日本人の健康を支え続けてきました。
当院では、日本の伝統鍼灸医学をベースに、治療を行っております。
効果が期待される疾患の一部を、以下にご紹介しました。
参考になさってください。

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WHO(世界保健機関)の定める「鍼の対象となる一般的な疾患」より

・運動器系疾患
関節炎、リウマチ、頚肩腕症候群、五十肩、腱鞘炎腰痛、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
・神経系疾患
神経痛、神経麻痺、痙攣、脳卒中後遺症、自律神経失調症、頭痛、めまい、不眠、神経症、ノイローゼ、ヒステリー
・消化器系疾患
胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)、胆嚢炎、肝機能障害、肝炎、胃十二指腸潰瘍、痔疾病
・呼吸器系疾患
気管支炎、喘息、風邪および予防
・循環器系疾患
心臓神経症、動脈硬化症、高血圧低血圧症、動悸、息切れ
・代謝内分泌系疾患
バセドウ氏病、糖尿病、痛風、脚気、貧血
・生殖・泌尿器系疾患
膀胱炎、尿道炎、性機能障害、尿閉、腎炎、前立腺肥大、陰萎
・婦人科疾患
更年期障害、乳腺炎、白帯下、生理痛、月経不順、冷え性、血の道、不妊
・小児科疾患
小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)、小児喘息、アレルギー性湿疹、耳下腺炎、夜尿症、虚弱体質の改善
・眼科疾患
眼精疲労、仮性近視、結膜炎、疲れ目、かすみ目、ものもらい
・耳鼻咽喉科疾患
中耳炎、耳鳴、難聴、メニエル氏病、鼻出血、鼻炎、蓄膿(ちくのう)、咽喉頭炎、扁桃炎(へんとうえん)

NIH(米国国立衛生研究所)の定める「鍼治療が有効な疾病」より

術後・薬物療法時の吐き気や嘔吐(成人の場合)、妊娠時の悪阻、歯科の術後痛に有効。
また補助的・代替的治療法として役立つ可能性があるものとして、薬物中毒、脳卒中のリハビリ、頭痛、月経痛、テニス肘、線維筋痛症、筋筋膜性疼痛、変形性関節炎、腰痛、手根管症候群、喘息などが挙げられる。

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鍼灸治療が初めての方へ

【 鍼 ― はり ― 】
当院で使用している鍼は、髪の毛ほどの細い鍼(直径0.1ミリ〜)です。
エチレンオキサイドガス滅菌済の「使い捨て鍼」を主に使用しておりますので、感染の心配はありません。
また刺す鍼に抵抗のある方は、接触するだけの鍼もありますので、安心して治療をお受けください。
なお乳幼児・小児の患者さまには、刺す鍼ではなく、なでるだけの「小児鍼」を主に使用しています。

【 灸 ― きゅう ― 】
主に、米つぶ半分ほどの小さな「艾(もぐさ)」を治療に用います。
灸痕を残したくない方用の「間接灸」もありますので、お気軽にご相談ください。 

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治療の流れ

●初回   :問診と治療と説明で、約90〜120分。
●2回目以降:治療のみ(お着替え時間も含めて)約60分。


「予診票」へご記入ください。
(初回来院時のみ)
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「予診票」をもとに、東洋医学的診察を行います。
お悩みの症状について、詳しくお聞かせください。
(約30分。初回来院時のみ)
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治療着へお着替えください。
(S〜LLサイズの治療着を、ご用意しております。ご自身の持参ウェアを着用いただいても、構いません)
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音楽を聴きながら、リラックスしてゆったりと治療をお受けください。
(約60分)
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お着替え後、お体の状態について、ご説明させていただきます。
次回以降の治療については、ここでご相談ください。
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お疲れさまでした!